「尿検査」について
こんにちは、院長の山岸です。
10月に入り、朝晩は冷え込む日も増えてきました。寒い冬になりますと、暑い夏に比べ汗などとして体から出ていく水分量が減るため、どうしてもトイレが近くなる傾向があります。しかし生活の質・満足度(QOL)が下がるほど、頻回のトイレでお困りの場合(夜間も含めて)には、薬によって改善する可能性があります。まずはお気軽にご相談下さい。
さて、タイトルにも書かせていただきましたが、今回は健康診断の基本検査項目の1つであり、最も一般的に行われている「尿検査」について、尿の何を検査しているのか、その検査の目的や重要性などをお伝えしたいと思います。
まず、尿とは「血液中の不要物や老廃物などを体外へ出すために腎臓でろ過されて生産される液体」です。尿からは、尿潜血・尿白血球・尿糖・尿蛋白・尿pH・尿比重などたくさんの情報を得ることができます。もしも異常がある場合には、当院では尿路系(腎臓や尿管や膀胱)の疾患を疑い、より詳しく検査することで病気の早期発見につなげています。
当院では、患者さんが来院された際には尿検査をお願いし、その検査結果をもとに診察しております。リアルタイムで患者さんの健康状態が分かる為、より患者さんに合った治療・より精密な検査のオーダー・処方の変更・調整などができ、患者さんの病気の治療効果の評価に有効であると考えております。
尿は毎日、成分も量も変化します。私は泌尿器科専門医として、専門的な知識と経験のもと、正確な検査データを活かしつつ皆様の健康維持に貢献したいと思っております。なにかお困りの事・ご質問などがございましたら、どんな些細な事もお気軽にご相談下さい。
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